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“ジャガー”浅野 難敵・パラグアイから先制弾! 6分後には鎌田が追撃弾!

[ 2022年6月2日 19:39 ]

国際親善試合「キリンチャレンジカップ」   日本―パラグアイ ( 2022年6月2日    札幌D )

<日本・パラグアイ>前半、ゴールを決めて喜ぶ浅野(撮影・小海途 良幹)
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 サッカー日本代表は2日、11月のカタールW杯に向けた強化試合の「国際親善試合」パラグアイ戦に臨んだ。

 前半、押し気味に試合を進めた日本だが、なかなかゴールまでは結びつかなかった。前半6分には右CKからのチャンスで、遠藤が絶好の位置からシュートを放つもゴールバーの上に。さらに11分には、左サイドの三笘からパスに鎌田が合わせるが、左ポストに弾かれて枠外に。あと一歩のところで先制機を逃した。

 それでも日本は前半36分、浅野拓磨(27=ボーフム)が原口からのスルーパスに反応して抜け出し、最後は冷静にGKの上にループシュートを放って先制点を叩き出した。

 さらに同42分には鎌田大地(25=Eフランクフルト)も続いた。堂安の右サイドからのクロスに鎌田が頭で合わせて2点目。チャンスをいかし、前半で2点のリードを奪った。

 どう猛な「ジャガー」浅野が帰ってきた。18年W杯ロシア大会の出場を決めたアジア最終予選・豪州戦で先制点を叩き出すなど、突破に大きく貢献しながら本大会メンバーから漏れた。だが浅野の心は折れなかった。落選の報を、逆に成長へのエンジンに変えた。

 昨夏、ドイツ1部・ボーフムに移籍し、ブンデスリーガに復帰。「(落選の)悔しさは忘れることはない。その悔しさがマイナスに働くことは1ミリもない」と、リーグ戦27試合で3得点4アシストと結果を残した。1次リーグで対戦するドイツに対して「特徴は肌で感じている」と語り「アジリティーの部分だったり、スピードの部分だったりはやれる」と自信をのぞかせる。

 広島時代に指導を受け、強い絆で結ばれる森保監督の下、再び大舞台への挑戦権を得た。「残りの半年がいかに大事かは経験している。ここからの競争が一番激しい。できることを全力でやるだけ。守備でもチームのために走って、戦って勝利に貢献したい」と高らかに宣言。その言葉通り、サバイバルマッチの第1Rでいきなり結果を出した。

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