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三笘 絶妙ループ弾でアピール成功 6月残り3試合へ「成長しないと生き残れない」

[ 2022年6月2日 21:25 ]

国際親善試合「キリンチャレンジカップ」   日本4―1パラグアイ ( 2022年6月2日    札幌D )

後半15分に冷静に左足でゴールを決めた三笘(撮影・小海途 良幹)
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 サッカー日本代表は2日、11月のカタールW杯に向けた強化試合の「国際親善試合」パラグアイ戦に臨み、4-1で勝利した。

 先発出場した三笘薫(25=サンジロワーズ)は2―1の後半15分にペナルティーエリア手前でボールを持った原口からのスルーパスをエリア左で受けて冷静に左足でループ気味のシュートを決めた。「真ん中で上手く作ってくれた。原口の良いパス。次の1点が大事だった」と振り返り、「チームのコンビと自分のアピールもあったので結果を残したかった。(守備は)切り替えは意識した。連動してやるのは表現できた」と話した。

 W杯最終予選では紛れもないキーマンだった。昨年11月の敵地オマーン戦では後半開始から出場して伊東への決勝点をアシスト。3位から2位浮上に導いた。24日のオーストラリア戦では途中出場から2得点。W杯出場を決めた。

 「切り札」から「主力」へ。前所属クラブの川崎Fでも、現所属クラブのサンジロワーズでも、スーパーサブから結果を残し続けて主力にのし上がった。2度描いた成長曲線を、代表でも描く。「スタメンできることを証明しないといけない」という覚悟でいる。

 サンジロワーズでは今季、7得点3アシスト。川崎F時代のウイングからウイングバックに位置が下がり、守備の比重が増した。「求められる強度はまったく違う」。体重は1キロしか変わらないが、「身体的な強さは養ってきた」と変化を実感。栄養士も付け、食事の面から体と向き合う日々を送っている。

 13日間で計4試合が行われる「6月シリーズ」は、カタールW杯を見据える上で非常に重要な試合が続く。「全然試合もある。強豪もある。そこで結果を残せるか。成長しないと生き残れない。3戦も良い準備して結果を残したい」と生き残りに向けて意気込んだ。

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2022年6月2日のニュース