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ウクライナ代表がスロベニアで合宿開始 選手は別メニューも含めて11人、指揮官はW杯への思い強調

[ 2022年5月4日 14:10 ]

 ロシアの侵攻を受けて活動を中断していたサッカーのウクライナ代表が2日、スロベニアで合宿をスタートさせた。ウクライナ・サッカー協会の公式サイトなどによれば、初日に参加したのはGK3人を含む11選手で、1人は負傷で別メニュー。ペトラコフ監督は「我々にはカタール(W杯)という目標があることを忘れてはならない」と選手に呼びかけたという。

 当初は12選手が招集された国内屈指の強豪ディナモ・キーウ(キエフ)が欧州各地で祖国救済の慈善試合を行っているクラブでの調整を優先させる意向を示し、選手派遣は今月23日からと通達。非協力的な姿勢に代表監督が「ショックを受けた」と漏らす事態となった。地元メディアによれば、その後の話し合いでバーゼル(スイス)との試合後、5日から選手を合流させることになったという。

 いずれにしても祖国が戦場となっている状態で選手は困難な調整を強いられる。3月から延期されたW杯欧州予選プレーオフ(PO)A組準決勝スコットランド戦は6月1日に開催。今月11日には侵攻後、初の実戦となるボルシアMG(ドイツ)との親善試合を皮切りにPOへの準備を本格化させる。

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2022年5月4日のニュース