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神戸 若手躍動!ロティーナ監督就任後初勝利

[ 2022年4月20日 05:30 ]

ACL東地区J組   神戸2-1傑志 ( 2022年4月19日    ブリラム )

前半、先制ゴールを決め、郷家はガッツポーズ(AP)
Photo By AP

 東地区J組の神戸は19日、初戦で傑志(香港)を2―1で破った。前半15分、ゴール前のこぼれ球に反応したMF郷家友太(22)が左足で先制弾を決めると、後半40分にはMF井上潮音(24)が追加点。終盤に失点したものの、逃げ切った。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(64)は就任後公式戦2試合目で初勝利。神戸は22日の第2戦でチェンライU(タイ)と対戦する。

 神戸が苦しみながら、それでも今季初めて90分間での勝利を手にした。ロティーナ監督は「一番大事なのは、悪い流れでも試合に勝つこと。この試合を通じて、選手たちはいつ、何をすべきかの問題をあぶり出せたと思う」。4月8日の就任から公式戦2試合目。新指揮官は辛勝も前向きにとらえた。

 前半15分、こぼれ球に反応したMF郷家が先制ゴール。劣勢時の後半40分にはMF井上が追加点を奪った。全体的なスピードが上がらず、サイドでパスがつながっても肝心のゴール前に人数が少ないシーンも散見されたが、公式戦5試合ぶりに複数得点を挙げることはできた。ミス絡みで終盤に失点したとはいえ、守備陣も大崩れすることなく、改善の兆しを見せた。何より体調不良で遠征に参加していないMFイニエスタ主将抜きで勝ち切れたことは大きな進歩と言っていい。

 今季はリーグ開幕からクラブワーストの10試合勝ち星なしで、リーグ戦は最下位に沈む。3月15日のACLプレーオフ・メルボルンV戦は延長戦の末に競り勝ったものだ。指揮官が口にしたように今のクラブに最も必要なのは白星。郷家は「あと3試合あるので、戦うごとに成長していきたい」とトンネルを抜け出すきっかけをつくることを誓った。

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2022年4月20日のニュース