横浜FCが山形下し、首位キープ　エースFW小川が2得点「まだまだやれることある」

　明治安田生命J2リーグは30日、各地で11試合が行われ、首位の横浜FCはホームで山形を2―1で下し勝ち点を19に伸ばした。エースFW小川航基（25）が全得点を決める活躍。0―0前半19分に「狙い通りだった」と振り返った強烈な約25メートルの右足ミドルで先制点をもらたらすと、1―0の後半20分にはFW伊藤翔（33）のパスを右足で合わせた。

　今季磐田から加入した横浜出身のストライカーは、これで7戦6発。チームを連勝へ導き「チーム一丸となって勝利できた」と振り返った。ただ今後に向けては「点は取れているけど、まだまだやれることはある。満足せずにやっていきたい」ときっぱりと話した。

　チームはこれで7戦6勝1分け。1年でのJ1復帰へ向け開幕ダッシュに成功した形だ。それでも就任1年目の四方田監督にも笑顔はなく、「チーム内の競争が激しいので、試合に出た選手の緊張感がいい結果につながっている」と手応えを口にした一方で、試合内容に関しては「ゴールも素晴らしくて、後ろも踏ん張ってくれたけど、上手くいかなかったことが多かった。相手のハイプレスをかいくぐれずに、（ロングボールを）蹴る場面もあった」と反省も口に。これから続く長いシーズンを見据えていた。