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浦和 FW興梠慎三の札幌へ期限付き移籍を正式発表「引退も考えたが、もう1度もがいてみようと」

[ 2021年12月29日 10:27 ]

興梠慎三
Photo By スポニチ

 浦和は29日、元日本代表FW興梠慎三(35)が札幌に期限付き移籍すると正式発表した。期間は22年2月1日から23年1月31日までとなり、期間中、浦和との公式戦には出場不可となる。昨季まで9年連続2桁得点をマーク。J1歴代3位の通算158点を誇るが、今季は負傷の影響もあり20戦1得点にとどまっていた。札幌からは今夏に続き、熱烈な獲得オファーを受け、恩師でもあるペトロヴィッチ監督のもとで完全復活を目指す。

 興梠は浦和を通じ「9年間、本当に熱い応援ありがとうございました。今年1年、何一つチームに貢献できなかったことを大変申し訳なく思っています。今回、期限付き移籍という形で移籍することが決まりました。今年はなかなか試合に出場できない時期が続き、自分自身このまま引退ということも考えましたが、自分を必要としてくれるクラブからオファーをいただき、もう一度真剣にサッカーと向き合い、もう一度もがいてみようと思いました。自分のわがままを受け入れてくれたクラブには大変感謝しています。この浦和レッズでファン・サポーターとともに闘ってきた9年間は、本当に自分にとって大きな財産になりました。この決断に悔いはありません。少しでもピッチに立っている姿をみなさんに見せられるように頑張ります。本当にありがとうございました。また必ず」とコメントした。

 西野テクニカルダイレクターは「チームの将来、選手個人のキャリア、そして選手を応援して下さるファン・サポーター、パートナー企業の方々、全てのみなさまにとって結果的にベストな決断とするべく、このたび、興梠慎三選手を期限付き移籍させることを決断いたしました。1年後にこの期限付き移籍が、浦和レッズにとっても選手個人にとってもベストな選択だったと言えるよう、選手と共に継続して努力してまいります」とコメントした。

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2021年12月29日のニュース