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桐光学園、OB中村俊輔“金言”で初戦突破! MF豊田が決勝ヘッド

[ 2021年12月29日 16:10 ]

第100回全国高校サッカー選手権1回戦   桐光学園1―0西原 ( 2021年12月29日    等々力 )

<桐光学園・西原>後半、ゴールを決める桐光学園・豊田(左から2人目)=撮影・小海途 良幹
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 桐光学園は2年生の万能MF豊田怜央(りょう)の一発で辛くも1回戦を突破した。等々力競技場で西原(沖縄)と対戦。前半から力の差を見せつけ攻め込むも、チャンスで決定力を欠き前半を0―0で終えた。

 そんな嫌なムードを払拭(ふっしょく)したのが、前半31分に味方の負傷交代によりボランチから右サイドバックに移った豊田だ。過去にセンターバックでプレーしていた経験も持つ17歳は、3年生DF寺内倖大の左CKに頭で合わせ決勝弾を決めた。

 豊田は相洋との県大会決勝でも頭で決めており「チーム全員で練習してきたセットプレーで(ゴールを)取れて良かった」と振り返り、31日の2回戦へ「きょうと同じように、また自分が点を取ってチームを勝利に導ければ」と連発弾を誓った。

 鈴木勝大監督(44)によれば、大会前にはOBで元日本代表の中村俊輔(43=横浜FC)が激励に訪れたという。「俊(中村)は毎回、チームの特徴を見てコメントしてくれる。今回は“明るくやること”、“選手権を楽しんでほしい”と一番に伝えてくれた。僕が1万回伝えるよりも俊の言葉は良い意味で影響を与えてくれている」と指揮官。冗談交じりに感謝の意を表した。

 そんな偉大な先輩である中村を目標に、プレー集などで蹴り方なども研究しているという主将のMF山市秀翔は、今大会での目標を聞かれ「選手権制覇へ、1戦必勝でやっていくこと」と宣言。96年度大会で準優勝した“中村超え”となる初優勝を掲げた。

 31日の2回戦は、1回戦で今治東(愛媛)を4―1で破った帝京大可児(岐阜)と再び等々力で対戦する。

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2021年12月29日のニュース