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高川学園・奥野主将が選手宣誓「選手権の歴史に新たな1ページを」 第100回高校サッカー選手権開幕

[ 2021年12月28日 14:27 ]

 第100回高校サッカー選手権の開会式が28日、国立競技場にて有観客で開催された。コロナ禍の影響で前回大会は開会式の規模を縮小。各会場と中継をつないだうえで開会宣言と選手宣誓をニッパツ三ツ沢球技場で実施し、行進は事前に撮影されたVTRを放映した。そのため出場全28校が一堂に会して入場行進が行われるのは2大会ぶり。また、同会場での開催は初となる。

 前回大会優勝校の山梨学院から優勝旗が返還。その後、高川学園(山口)のDF奥野奨太主将(3年)が「私たち代表48校は全国各地からここ高校サッカーの新たな聖地、新国立競技場に初めて集えたことに大変感激しています。新型コロナ感染症により当たり前だった日常が当たり前でなくなり、楽しみにしていた様々な学校行事が中止となりました。満足にサッカーのできない日々が続き、何度も心が折れそうになりました。全国でワクチン接種が進み、感染状況が落ち着いてきたことで、今日この聖地に私たちは立つことができました。これも日々、新型コロナ感染症と戦ってくださっている全国の医療従事者の皆さまのおかげです。記念すべき100回大会、先輩方から受け継いだバトンを後輩たちにつなげ、明日へ、そして未来へ、すべての選手とともにアフターコロナ、新時代を切り開くゴールを決めるため、すべてのプレーに正々堂々、全身全霊を尽くし、日本サッカー界の伝統に、選手権の歴史に新たな一ページを書き記すことをここに誓います」と選手宣誓した。

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2021年12月28日のニュース