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J1湘南の23歳MFオリベイラ選手「急性うっ血心不全」自宅ベッドで急死 27日徳島戦で献花台設置予定

[ 2021年11月24日 17:35 ]

湘南・オリベイラ選手
Photo By スポニチ

 サッカーJ1の湘南ベルマーレに在籍しているMFヒューエル・オリベイラ選手が23日、急死した。23歳だった。クラブの発表によると行政検視の結果、病名は「急性うっ血心不全」だった。27日のリーグ第37節・徳島戦で献花台を設置する予定。

 将来を期待された若い才能の突然の悲報にクラブは「突然の訃報に、応援してくださる皆さまには、大変ご心配をおかけいたします。クラブ一同、オリベイラ選手のご冥福を心よりお祈りいたします」とコメントした。

 関係者によると、23日の練習に来なかったことからスタッフが自宅へ行ったところ、ベッドで倒れている同選手を発見。死亡が確認されたという。訃報については山口智監督(43)や選手にも伝えられた。

 1998年1月25日生まれでブラジル出身のオリベイラはボランチやセンターバックとしてパラナエンセなどで活躍。母国のU―15(15歳以下)、U―17(17歳以下)代表に選出され、2015年のU―17南米選手権メンバーにも選ばれた。19年7月に九州リーグの宮崎に加入。20年1月に湘南へ完全移籍するとともにJFLのFC大阪へ期限付き移籍した。同年10月に湘南へ戻り、リーグ戦1試合に出場、今季もここまでリーグ戦2試合に出場していた。クラブによると健康状態には問題がなかったという。

 【うっ血性心不全】 急性心筋梗塞などが原因となって心臓のポンプ機能が十分に働かなくなり、全身に送り出す血液の量が著しく低下した状態になる心不全。このため全身で血液が滞留し、肺をはじめとする臓器でうっ血が生じる。足がむくみ、肺に水がたまるため息切れ、呼吸困難、倦怠感などが生じる。悪化すると死に至ることもある。

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