ピクシー歓喜「セルビアサッカー界にとって偉業」　セルビア、ポルトガルに逆転勝ちしてW杯予選突破！

W杯欧州予選A組   セルビア2―1ポルトガル （ 2021年11月14日    ポルトガル・リスボン ）

W杯出場を決め喜ぶセルビア代表イレブン（AP）
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　ピクシーがW杯に帰ってくる。名古屋などで活躍したドラガン・ストイコビッチ監督（56）が率いるA組2位セルビアは首位ポルトガルを2―1で下し、逆転で2大会連続のW杯出場を決めた。

　得失点差で上回るポルトガルは引き分ければ突破が決まる優位な状況。セルビアは相手のホームで開始2分に先制を許す最悪の立ち上がりとなったが、前半33分にタディッチが同点弾を決めた。後半開始からは守備的MFグデリに代えてFWミトロビッチを投入。イングランド2部フラムで今季17戦20得点と好調なストライカーが後半45分に決勝のヘディング弾を決め、C・ロナウドを擁する難敵を土壇場で退けた。

　現役時代に2度のW杯出場を経験しているストイコビッチ監督は今年3月に母国の代表監督に就任。今夏の欧州選手権出場を逃していたチームをW杯に導いた。歓喜の指揮官は「選手が持ち味を発揮し、勝利に値した。セルビアのサッカー界にとって偉業。チームは最も厳しい重圧の中で成熟と落ち着きを示した」とイレブンを称えた。