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「ピクシーの教え子」J3讃岐のDF竹内彬が現役引退「夢のような世界だった」 強化部スタッフに転身

[ 2021年11月15日 18:35 ]

現役引退を発表した讃岐DF竹内(写真は名古屋時代)
Photo By スポニチ

 J3讃岐は15日、DF竹内彬(38)が今季限りで現役引退すると発表した。ホーム最終戦の28日・鳥取戦で引退セレモニー。来季からはトップチームの強化担当兼地域連携リーダーに就任することも合わせて発表された。

 「名古屋、千葉、大分、讃岐の4クラブでプレーさせていただきました。いつも応援してくれていたファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。地域の皆様、スポンサー様の皆様、本当にありがとうございました。また城郷サッカークラブ、横浜新井JFC、向上高、国士舘大の指導者の方々、チームメイト、関係者の皆様、本当にありがとうございました」

 06年に国士舘大から名古屋に入団。2年目からは出場機会を増やし、セルビア代表のドラガン・ストイコビッチ監督が就任した08年には右サイドバックにコンバートされて31試合出場。魂のこもった熱いプレーと明るいキャラクターでムードメーカー役を担い、リーグ3位に貢献した。クラブHPで所属した全てのクラブや関係者への感謝の言葉を伝えたように、誠実な人柄でもよく知られている。

 11年から所属したJ2千葉では昇格こそならなかったもの、主軸として3年連続で昇格プレーオフに導いた。その後は名古屋に復帰し、17年からJ2大分。そして18年途中に加入した讃岐では主将を務めた。だが今季は負傷の影響もあって17試合出場1得点。数年前からセカンドキャリアとして考えていた「Jクラブ強化部」の道をスタートさせることを決断した。

 「憧れだったプロサッカーの世界に飛び込んでから16年間、たくさんの人たちに支えられプレーすることができました。サッカーからたくさんのことを学びました。楽しいこと、嬉しいこと、悔しいこと、辛いこと、心が折れそうになったこともありました。その一つひとつが自分の財産になりました。自分が憧れていたプロサッカーの世界は夢のような世界でした」

 夢の終わりは、次の夢へのスタートでもある。竹内の今後の活躍を期待したい。

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2021年11月15日のニュース