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川崎F コロナ感染最小限に食い止めた、ACL出場で隔離生活もリーグV達成

[ 2021年11月4日 05:30 ]

<川崎F・浦和>優勝を喜ぶ川崎F(撮影・西海健太郎)
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 昨年に続き新型コロナウイルスという見えない敵との闘いもあった。ACLに出場した川崎Fは計58日の隔離生活を強いられた。

 7月12日、ウズベキスタンでの集中開催だった1次リーグを終え帰国。その足で17日のアウェー清水戦に向け静岡県御前崎市入りした直後、スタッフ2人の陽性が判明した。チーム初、何より集団感染の恐れがあったことで、不安が広がった。選手は長時間、部屋に缶詰め状態。鬼木監督らの対応策の話し合いは深夜4時まで及び、翌日の練習は中止された。

 だが、屈しなかった。後に選手1人の陽性も発覚したが、ホテル関係者らの協力もあり感染を最小限にとどめ、逆境をはねのけ清水に2―0勝利。大きな1勝をもぎ取った。最前線で奔走した清水泰博マネジャーは言う。「本当にいろんな場所でお世話になった。(優勝を)喜んでもらえればうれしいです」。最高の報告となった。

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2021年11月4日のニュース