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【川崎F・山根視来独占手記】「1人で守り切る力」代表で痛感しチームで再認識

[ 2021年11月4日 07:00 ]

明治安田生命J1第34節   川崎F1―1浦和 ( 2021年11月3日    等々力 )

川崎F・山根
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 今年日本代表に初選出され、現在リーグトップの10アシストを誇る川崎F・DF山根視来(27)がスポニチ本紙に手記を寄せた。

 振り返ると今年は本当に苦しい一年でした。ACL出場による隔離生活、過密日程、移籍により選手が抜けたことも拍車をかけました。ただそういった困難を乗り越えたからこそ、チーム力が増し、個人的にも成長できた。そう実感しています。

 それにしても隔離生活は精神的にもつらかった。ホテル生活は合計で約2カ月。期間中は当然、練習以外は部屋から出られず、家族にも会えない。気持ちがリフレッシュしないと、体も回復してこないので、そういう意味でもキツかったですね。そんな時、心の支えとなったのがやっぱり家族。テレビ電話で子供の笑顔を見るだけでも力が湧いてきました。隔離を終え、家で食べる妻の手料理。これもうれしかったです。栄養面など普段からサポートをしてくれている妻には感謝の言葉しかないです。

 今年3月には目標だった日本代表にも初選出され、デビューした25日の韓国戦では初得点も決められました。でも、先月のW杯最終予選ではメンバーから外れてしまったので、3月のことは自分の中ではもはや過去の出来事です。次に選ばれるために何をすべきか、それが今のテーマなので。

 ただ代表入りできたことで、意識は確実に変わりました。特にDF面。攻撃が良くても、僕はやはりDFの選手。世界レベルで戦うには、“1人で守り切る力がないと通用しない”。そう痛感したんです。夏に(三笘)薫、(田中)碧という強烈な個が抜けたことで、その思いはさらに増しました。「2人が抜けたら川崎Fダメじゃん」。そう指摘されたくない意地も当然ありましたが、ケガ人が多発したこともあり「ここ1人で守り切れたらチームは楽だよな」と。代表で痛感した守備における個の重要性をチームでも再認識したんです。

 座右の銘は「夢は心のプロテイン」。大学時代にやった占いの面白サイトでヒットしたんですが、凄く気に入ってます。今の夢はもちろんW杯出場!年齢的にも22年カタール大会が僕にとってはラストチャンス。今後の人生にも影響を与える大きな勝負になります。クラブで結果を残すことが先決ですが、来年はその夢へ向け人生を懸けてやっていきたいです。(川崎フロンターレDF)

 ◇山根 視来(やまね・みき)1993年(平5)12月22日生まれ、横浜市出身の27歳。5歳であざみ野FCに加入し、小4で東京Vの下部組織入り。ユース昇格を果たせずウィザス高(現第一学院高)に進学し、桐蔭横浜大を経て16年に湘南入り。川崎F入りした昨季は31試合で4得点6アシストでベストイレブンにも選出された。日本代表は3月25日の韓国戦でデビューし初得点も記録。国際Aマッチは4試合1得点。1メートル78、72キロ。利き足は右。

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