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JFA田嶋会長が「埼スタ」開催熱望、来年W杯最終予選ホーム3戦 聖地で本戦決める

[ 2021年10月14日 05:30 ]

日本サッカー協会の田嶋会長
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 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)は13日、来年1~3月のW杯アジア最終予選のホーム3試合の「埼玉スタジアム」開催を熱望した。この日、オンライン取材で明かしたもの。芝生の張り替えなどで困難な状況だが、今後も要望していく方針。また同予選ではB組4位となったが、進退が注目された森保一監督(53)のサポート継続を明言した。

 「埼スタ」から7大会連続のW杯へ――。田嶋会長は森保監督、選手らの声を代弁しながらホームでの最終予選残り3戦の埼玉スタジアム開催を熱望した。「選手たちも監督も埼スタでやりたい気持ちが一番強い」。現時点では芝の張り替え工事など日程面でも開催は困難な状況だが、今後も要望していく。

 過去、埼スタでは圧倒的な強さを見せてきた。W杯予選は通算21勝3分け1敗と勝率・955。16年10月、イラク戦の終了間際に決めた山口蛍の劇的弾、05年2月、ジーコジャパンを救った北朝鮮戦での大黒将志など神懸かった勝利も舞台は埼スタだ。前夜のオーストラリア戦では、崖っ縁だった森保ジャパンも救われた。

 埼スタは14年W杯の最終予選から継続してホームとして使用されてきた。先月2日のオマーン戦(パナスタ)は埼スタ以外で開催される最終予選としては09年6月のカタール戦以来だった。それだけに田嶋会長は「芝の張り替え、浦和レッズさんの日程などいろんなスケジュールが入っていると聞いているが、何とかお願いしていきたい」と話した。

 来年は1月27日に中国戦、同2月1日にサウジアラビア戦、同3月29日にベトナム戦をホームで戦う。いずれも勝ち点3が絶対条件。前夜、チーム一丸でつかんだオーストラリア戦の勝利を見届け、田嶋会長は「もっともっとサポートしなければ」と決意した。勝つためなら労は惜しまない。選手が望む、勝率9割5分超の“聖地”で戦うため、全力で働きかけていく。

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2021年10月14日のニュース