森保監督 “絶対負けられない豪州戦”で柴崎外しも サウジ戦で痛恨ミス、セルフジャッジ

[ 2021年10月12日 05:30 ]

ランニングをする柴崎(右)と長友(撮影・小海途 良幹)
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 日本代表は12日、W杯アジア最終予選オーストラリア戦を迎える。既に2敗を喫し、引き分け以下なら解任の可能性もある森保一監督(53)はMF柴崎岳(29)を先発から外す可能性が高まった。公式会見では7日のサウジアラビア戦でピンチを招いたセルフジャッジの場面を厳しく指摘した。

 いつも通り平常運転で記者会見に応じていた森保監督の目の色が一瞬、変わった。話題がサウジアラビア戦でのセルフジャッジに及んだ時だ。「選手には振り返りのミーティングでセルフジャッジはやめよう、笛が鳴るまでプレーし続けようと伝えた」と語気を強めた。改めてコンセプトの徹底不足を厳しく指摘した。

 運命のオーストラリア戦ではMF柴崎を先発から外す可能性が高まった。バックパスのミスから失点に絡んだサウジアラビア戦では、後半5分に自身でファウルと判断し、アピールしている間にピンチも招いた。権田の好セーブに救われたが、許しがたい場面。18年の就任以来、主軸として重用してきた「心臓部」にメスを入れる。代わりに、森保ジャパンで10試合出場の実績がある守田が起用されるもようだ。

 98年大会以降、W杯最終予選で3戦2敗は突破率0%。敗退の危機にひんし引き分け以下なら解任の可能性が高い。それでも「我々にできることは勝つ確率を上げる準備をすること」と指揮官。今更だが、選手間ではビルドアップ時の約束事の確認を急ぎ、指揮官も細部を詰める作業を進めている。

 敵将のアーノルド監督は広島時代(97年)の同僚で、現在W杯予選11連勝中と勢いに乗る。それでも森保監督は「これまでと変わらず勝つためにベストなメンバーを選んで臨む。厳しい状況は承知しているが我々次第で巻き返せる」と信念は揺るがない。現役時代にはドーハの悲劇を経験した指揮官もまた「最後の笛」が鳴るまで走り続ける。

 ▽98年W杯フランス大会アジア最終予選VTR 〇→△→●と今回より勝ち点が多い状況で迎えた4戦目、敵地カザフスタン戦で守備固めに入った加茂周監督の采配が裏目に出て追いつかれ、1―1のドロー。試合後に宿舎で長沼健会長ら日本協会幹部が緊急会談を行い、加茂監督の更迭と、岡田武史コーチの電撃昇格を決めた。その後、日本は新監督の下で勝ち点を積み重ね、W杯初出場を果たした。

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