メッシに憧れる17歳・浜野が2発!!WEリーグ開幕戦、INAC神戸5得点快勝発進

[ 2021年9月13日 05:30 ]

WEリーグ第1節   INAC神戸5ー0大宮 ( 2021年9月12日    ノエスタ )

<INAC神戸・大宮>前半、チーム2点目を決め笑顔のINAC神戸・浜野(中央)(撮影・後藤 大輝)
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 日本初の女子サッカーのプロ「WEリーグ」が開幕し、各地で5試合が行われた。INAC神戸はホームで大宮に5―0で快勝。記念すべきリーグ第1号を含む2得点を挙げた元なでしこジャパンFW高瀬愛美(30)に負けじと、高校2年生の大器が躍動。FW浜野まいか(17)が前半12分、同45分に2得点を挙げた。

 メッシに憧れる17歳が、WEリーグ開幕を美しく彩った。1―0の前半12分、なでしこジャパンMF杉田がゴール前に送ったパスに対し、走り込んできた浜野が左足ダイレクトでシュート。相手GKの股の下を抜いてネットを揺らすと同45分には杉田のクロスを頭で合わせ、2点目を奪った。

 「(開幕戦は)ドキドキでいっぱいだったんですけど、タカさん(高瀬)が1点目を決めてくれたので。その後は楽しんでプレーできました」

 17歳で迎えた開幕戦。試合前はドがつくほど緊張していた。その気配は周りにも伝わり、ピッチに入る前には先輩の高瀬から背中を思いきり叩かれた。「気合が入りすぎていたんですけど、緊張が少しほぐれました」。2点目を決めたのは、ずっと苦手だったヘディング。「自分でも驚き。勝手に体が動いた感じです」と初々しい笑みを浮かべた。

 今年3月には16歳でなでしこジャパン候補合宿に選出された逸材とはいえ、まだあどけなさの残る高校2年生。それでも、プロとしての覚悟はしっかり持っている。8月、なでしこリーグ1部のC大阪堺レディースからWEリーグに参戦するINAC神戸に完全移籍。それに伴い、通っていた大阪学芸高から通信制の飛鳥未来高に転校し、時間の融通が利くようにした。「サッカーに集中できる生活が夢だったので。夢がかないました」。初代王者を目指すチームで日々、トレーニングに励んでいる。

 2ゴールで5発圧勝に貢献しながら、自己採点は「55点ぐらい。シュートがけっこうGKに捕られてしまったので」と厳しめ。視線の先にある究極の目標は、あのアルゼンチン代表FWだ。「メッシがボールを持ったらワクワクするじゃないですか。そういうプレーがしたい」。無限の可能性を秘めた17歳が、新たな一歩を踏み出した。

 【浜野まいか(はまの・まいか)】

 ☆生まれ 2004年(平16)5月9日生まれ、大阪府高石市出身の17歳。

 ☆経歴 小学生時代は「F.F.C.Selecao」に所属しトレセンなどにも選ばれていたことからフジテレビ系の『めざましテレビ』で取り上げられる。その後はC大阪堺ガールズ、同レディースに所属し今年8月にINAC神戸へ完全移籍。年代別代表の常連。

 ☆デビュー 中学2年だった18年にC大阪堺レディースの一員として14歳でなでしこリーグ1部デビュー。昨季は14試合出場5得点。

 ☆持ち味 足の速さが最大の武器。「スピードが彼女の魅力で、スピードのある選手にありがちなコントロールの雑さもない」と星川監督。

 ☆世界の有望株 今年3月に発表された世界最高の若手をランク付けする『NxGn』では、女子部門でアジアから唯一選出され、10位にランクイン。

 ☆実家通勤 現在も高石市の実家暮らしで、片道約1時間半をかけてINAC神戸の練習場に通う。プロとしての給料の管理は「お母さんがやってくれているので分からない」。

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