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日本代表DF長友 背番号50で11年ぶりFC東京復帰!W杯に「人生懸けてやっていきたい」

[ 2021年9月13日 05:30 ]

<FC東京・柏>試合後、あいさつした長友はゲートフラッグを掲げる東京ドロンパを背にサポーターの声援にこたえる(撮影・西海健太郎)
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 FC東京は12日、日本代表DF長友佑都(35)が完全移籍で加入すると発表した。長友は同日、オンライン取材に応じ、古巣へのクラブ愛とW杯への強い思いを語った。11年ぶりの復帰で、契約は22年までの見通し。背番号は「50」に決まり、味の素スタジアムでのリーグ柏戦後にはサポーターへのあいさつを行った。

 「NAGATOMO IS COMING BACK!」。大型スクリーンに映像とともに映し出されると、約5000人のサポーターが集まった会場から拍手が巻き起こった。マイクの前に進んだ長友は「11年ぶりに帰ってきました。僕はこのクラブで勝利したいです。このクラブでタイトルを獲りたいです」と強い覚悟を言葉にした。

 昨季限りでフランス1部マルセイユを退団して無所属となり、国内外を含めて複数クラブが興味を示した。だが、「愛するFC東京から正式にオファーをいただき、ビジョンに心を動かされた」と“青赤軍団”に戻ることへの迷いはなく、35歳の誕生日となる12日に加入が発表された。

 日本代表のフィールド選手として初のW杯4大会連続出場、そして世界一のサイドバックという変わらぬ目標も復帰を後押しした。「ここでしっかりとパフォーマンスを出して、来年のW杯で最高の活躍をして、その目標を達成したい」。ただ、その道は平たんではない。アジア最終予選では2日のオマーン戦で黒星スタート。7日の中国戦では勝ったものの、「本当に最高の状態で臨んでいかないとW杯に行けないという危機感も出てきた」と語った。

 最終予選は10月以降も続く。「移動の負担や時差の調整、コンディションでは欧州にいるより(日本復帰の方が)圧倒的に優位に働く。W杯は特別だし、人生を懸けてそこに向けてやっていきたい」

 復帰に際して背番号は50を選んだ。長く主力として活躍する日本代表でも背負っている5に、原点回帰という意味を込めた0。「成り上がるんだ」という当時の野心や情熱に、世界と戦うことで得た経験を加えた“ニュー長友”が、東京からカタールへの扉を開く。 

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2021年9月13日のニュース