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浦和 槙野の後半AT弾で劇的4強「高校入学前までFW!詰める感覚は消えてない」

[ 2021年9月6日 05:30 ]

ルヴァン杯準々決勝第2戦   浦和3―3川崎F ( 2021年9月5日    等々力 )

<川崎F・浦和>後半アディショナルタイム、ゴールを決めた浦和・槙野(左から4人目)はイレブンと喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 ルヴァン杯準々決勝第2戦は5日に各地で行われた。浦和は川崎Fとアウェーで対戦。3―3のドローとなったが2戦合計4―4とし、アウェーゴールの差で準決勝進出を決めた。後半アディショナルタイムにFWとして投入されたDF槙野智章(34)がセットプレーから起死回生の同点弾を決め、川崎Fを撃破した。

 とっておきの切り札は「FW投入」の槙野だった。後半アディショナルタイムから出場すると直後の左CKだ。GKのはじいたボールを右足で押し込み、劇的な同点弾。「5分でも仕事できると思ってました。高校入学前までFW!詰める感覚は消えてないです」と口も滑らか。“DFW”の面目躍如だった。

 日頃からシュート練習の量は「Jリーグで3本の指に入る」と胸を張る。ロドリゲス監督もエリア内での決定力は認めるところ。ベンチスタートとなったが、前日には得点の必要な場面でFW起用のウルトラC案が伝えられていた。采配的中の指揮官は「奇跡を起こすことを考えた」と笑った。

 一時は2点差をつけられたが後半42分にユンカー、続いて槙野が決め、王者相手に勝負強さを発揮。アウェーゴールの差で4強に駒を進めた。「久々に(優勝した)17年ACLを戦っている雰囲気を感じた。メンバーは変わってもそういうものは大切にしたい」と槙野。新生レッズがタイトル奪取へ突き進む。 

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2021年9月6日のニュース