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神戸 3位浮上も喜べぬドロー 数的優位いかせず、元日本代表MF山口が負傷交代

[ 2021年9月6日 05:30 ]

明治安田生命J1第24節   神戸1-1広島 ( 2021年9月5日    Eスタ )

 広島―神戸 前半、攻め込む神戸・山口(左)=Eスタ
Photo By 共同

 大雨の影響で延期されていた広島―神戸戦が行われ、1―1のドローに終わった。神戸は後半27分にFW佐々木大樹(21)が同点弾となるクラブのJ1通算1000得点目をマーク。同29分からは新加入のFWボージャン・クルキッチ(31)がデビューを果たした。2試合連続未勝利も、3位に浮上した。

 3位に浮上しても、神戸にとっては喜べないドローだった。後半13分に広島に退場者が出たことから数的優位に。同21分に直接FKで先制されながら、同27分には佐々木がクラブのJ1通算1000得点目を挙げて同点に追いつく。だが、同29分からは元スペイン代表MFイニエスタを下げて、ボージャンらを投入するも、勝ち越すことはできなかった。

 「背後に飛び出す動きや仕掛けは、もっともっとやっていく必要がある」と三浦監督。0―1で敗れた前節FC東京戦と同様に、守備の堅い相手を崩しきれなかった。

 何より痛かったのが、ここまでフルタイム出場を続けてきた元日本代表MF山口の負傷交代。前半32分にジャンプの着地の際に左ふくらはぎを痛めてピッチを後にした。

 不動の存在のケガ、そして日本代表FW大迫を欠く状況下で露呈した得点力不足。今夏に加わった選手も多く連係の再構築を求められる中、ボージャンは「時間を重ねていくことでコンディションを上げていきたい」と前を向いた。

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