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モロッコ・ハリル監督 軍事クーデターで恐怖「銃声がほぼ一日中聞こえた」

[ 2021年9月6日 14:20 ]

バヒド・ハリルホジッチ監督
Photo By スポニチ

 元日本代表監督で、モロッコのバヒド・ハリルホジッチ監督が軍事クーデターの恐怖にさらされた。W杯アフリカ2次予選で7日にギニア―モロッコ戦が行われる予定だったが、ギニアで発生したクーデターの影響で試合は延期。兵士の姿を見たというハリルホジッチ監督は、「ホテルにいたが、銃声がほぼ一日中聞こえた」と証言した。

 ギニアでは5日に軍がクーデターを起こしたとみられ、首都コナクリの大統領官邸付近で銃撃が発生。軍はコンデ大統領を拘束したことを発表し、国境の閉鎖を宣言した。

 モロッコ代表はホテルで足止めを食らい、ハリルホジッチ監督はその状況を説明した。「空港に向かう許可を待っているところで、現在は動けない。飛行機は待機しているが、出発が許されない。空港までは45分から1時間かかる。銃声が鳴り響いているのに、100%の安全が確保されていない」。その後、夜には出発の許可を得て空港に移動。モロッコの飛行機で、無事出国したという。

 国際サッカー連盟(FIFA)とアフリカサッカー連盟(CAF)は試合の延期を決定。CAFは「ギニアの現在の政治的および安全保障の状況は非常に不安定で、FIFAとCAFによって監視しいる」と声明を出した。

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2021年9月6日のニュース