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小菊セレッソ初戦はガンバ撃破!新監督が重視のハードワークを選手全員が実践「良い準備してくれた」

[ 2021年8月29日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ第27節   C大阪1ー0G大阪 ( 2021年8月28日    パナスタ )

<G大阪・C大阪>後半、先制点を決めたC大阪・松田陸(2)とグータッチの小菊監督(撮影・後藤 大輝)
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 各地で5試合があり、C大阪はアウェーでG大阪を1―0で破った。初陣の小菊昭雄新監督(46)の下で全員がハードワークし、後半6分にDF松田陸(30)が決勝点。元日本代表MF清武弘嗣(31)の負傷交代もあったが、宿敵から白星を挙げ、新体制で好スタートを切った。

 C大阪が宿敵との戦いで大きな一歩を踏み出した。後半6分、右足を振り抜いた松田陸のシュートがネットを揺らすと、ベンチの前で小菊新監督は両拳を握りしめた。駆け寄ってきた殊勲の背番号2と抱き合い、笑顔で喜び合った。

 「準備期間の短い中で、選手たちは全てを整えて良い準備をしてくれた。スタッフも全員が一生懸命取り組んでくれた。この場を借りて全員に感謝の気持ちを伝えたい」

 1―5大敗を喫した前節湘南戦の翌日にクルピ前監督が契約解除となり、コーチから内部昇格する形で初めてトップチームの監督に就任した。調整期間はわずか2日間。それだけでなく、主将の清武が右足を痛めて前半17分に負傷交代するという予期せぬ事態にも見舞われた。

 それでも、まず重要視した「ハードワーク」を選手たちが実践。攻守の切り替えも速く、終盤は押し込まれながら粘り強く守り、14試合ぶりとなる完封勝利を挙げた。

 「育成の(指導者の)時から、G大阪に勝ちたい思いでやってきた。初陣がG大阪戦に決まったのも運命的で、素晴らしい勝利を勝ち取れてうれしい」

 C大阪に携わって24年目。清武が長期離脱となれば大きな痛手だが、まずは初陣を制した。次は、ルヴァン杯として迎えるG大阪との2連戦に臨む。

 ◇小菊 昭雄(こぎく・あきお)1975年(昭50)7月7日生まれ、兵庫県出身の46歳。滝川二高、愛知学院大を経て、98年にC大阪U―15コーチに就任。スカウト時代は香川真司の獲得に貢献し、06年にトップチームのアシスタントコーチに就任。その後は約15年間にわたってC大阪のトップでコーチを務めた。

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