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清水FWサンタナが芸術ボレー弾!「動きだしたところに良いボールが来た」

[ 2021年8月29日 22:03 ]

明治安田生命J1第27節   清水1―1名古屋 ( 2021年8月29日    豊田スタジアム )

<名古屋・清水>9試合ぶりのゴールを決めたエース・サンタナ(左)
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 清水はリーグ3連勝中だった名古屋と1―1で引き分けた。エースFWチアゴ・サンタナ(28)の9試合ぶり一撃が同点ゴールとなり、敵地から貴重な勝ち点1を持ち帰った。

 ブラジル人エースに待望の瞬間が訪れた。0―1の後半29分、敵陣右で新加入FW藤本がアーリークロスを上げると、ボックス内中央のFWサンタナが右足で逆方向に流し込むダイレクトボレー。同11分のゴールはオフサイドの判定で幻となったが「良い感触は残っていた。動きだしたところに良いボールが来た」と“二度目の正直”で放ったシュートを左サイドネットに突き刺した。名古屋GKランゲラックが一歩も動けない芸術的な同点ゴール。6月の仙台戦以来約2カ月ぶり、今季8点目の一撃でチームが息を吹き返した。

 0―4と大敗した前節・鹿島戦から中3日でロティーナ監督は新加入の5選手全員をスタメン起用。移籍後初先発となった藤本が個人技での突破から起用に応えるアシストを決めるなど、チームへの適応能力の高さを見せた。一方でこの日も前節と同じような位置からのミドルで失点し、リーグ戦は7試合勝利なし。降格圏ギリギリ16位から抜け出すためにも守備面のてこ入れが必要となる。

 次戦はW杯アジア最終予選による中断期間を挟み、来月11日に敵地で5位・鳥栖と対戦。背番号9のエースは「チームでまとまって次の戦いに向けてハードワークしていきたい」と今度こそ敵地から8試合ぶりの白星を持ち帰る。(畑 大地)

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2021年8月29日のニュース