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大分 迫る降格の危機 得点力不足が響き6戦勝ちなし 片野坂監督「申し訳ない。私の責任」

[ 2021年8月29日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ第27節   大分1ー4広島 ( 2021年8月28日    Eスタ )

<広島・大分>後半4分、勝ち越しゴールを決められる大分K高木(中央)
Photo By 共同

 大分は3試合連続で先制に成功しながらも2戦連続の痛恨の逆転負け。5連戦の最後を片野坂監督は「このような結果になったことを申し訳なく思う。私の責任」と、うなだれた。

 先制点は持ち前のパスワークで奪った。前半7分、細かいパス交換から相手ゴール前に侵入したMF下田が倒されPKを獲得。これを同9分、野村が冷静に決め先制に成功した。

 ただ、追加点が奪えない。前節の敗戦で最下位の20位に転落。今季、降格圏で苦しみ続ける大きな要因がリーグワーストの計18点にとどまる得点力だ。この日も2点目が遠い中、前半28分に同点ゴールを許すと後半も崩れ4失点。指揮官は「先制点を取れたのは良かったが攻撃のミスが多すぎて追加点を取れなかった」と厳しい表情で課題を口にした。

 リーグ戦は約2週間の中断に入る。指揮官は「敗戦を受け止めて足りない部分を今後のゲームに生かしていく」と前を向いた。プロ初先発を飾ったルーキーのFW藤本は「場面は少なかったが自分の特長は要所で出せた」と手応えを口にし、「目の前の1試合を全力で戦っていくしかない」と力強く話した。残り11試合。残留をかけた決死の戦いが待ち受ける。

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2021年8月29日のニュース