川崎F 4戦ぶり白星、小林が陥落危機救った「死んでいないところを見せたかった」

[ 2021年8月29日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ第27節   川崎F2 -0札幌 ( 2021年8月28日    札幌ド )

<札幌・川崎F>前半39分、ゴールを決めた川崎F・遠野
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 明治安田生命J1リーグは28日に各地で5試合が行われ、首位・川崎Fは札幌を2―0で下し、リーグ4試合ぶりの白星を挙げた。元日本代表FW小林悠(33)が、6年連続2桁ゴールとなる先制弾を含む1得点1アシスト。負ければ首位陥落の可能性があったチームを救った。一方、2位の横浜は鹿島に0―2で敗れリーグ14戦ぶりの黒星。勝ち点差は再び4と開いた。

 頼れるベテランが、土壇場の一戦で大車輪の働きを見せた。リーグ戦では6月2日の横浜FC戦以来、約2カ月半ぶりの先発となった小林だ。0―0の前半34分に鋭い反転から右足で今季10点目となる先制弾を決めると、その5分後にはFW遠野の追加点を右クロスでお膳立て。全得点に絡む活躍でチームにリーグ戦4戦ぶりの勝利をもたらし「フロンターレが死んでいないというところを見せたかった」と、安どの表情で振り返った。

 今夏、東京五輪代表のMF三笘と田中が海外移籍。選手層が厚い川崎Fとはいえ、主軸2人の抜けた穴はさすがに大きかった。2戦連続ドローで迎えた今月25日のアウェー福岡戦は、無得点で今季初黒星。昨年11月から続いた公式戦の不敗記録は42戦で止まった。リーグでは2位横浜との勝ち点差が、1に。負ければ首位陥落の可能性もあった試合でチームを救ったのが、17年MVPの小林だった。札幌戦はこれで10戦10発。「最低限の数字」という2桁得点もクリアした。

 ベテランの奮起に若い力も引っ張られた。先制点をアシストしたのは、24年パリ五輪世代の20歳FW宮城。三笘と田中の穴埋めが期待される遠野も今季6点目を決めた。守備陣も日本代表のDF山根らを中心に相手の猛攻をしのぎ切った。

 「タイトルはそう簡単じゃない、この苦しい時期を乗り越えて初めて優勝が見えてくる」と小林。連覇へ一丸となった王者が、底力を見せつけた。

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