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韓国メディア 五輪男子サッカー8強敗退の敗因は“準備不足” 指揮官の「戦力隠し」が裏目に…

[ 2021年8月2日 16:28 ]

<韓国・メキシコ>メキシコに大敗して準決勝進出を逃し、ガックリの韓国の選手たち(AP)
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 韓国メディアのスポーツソウル(電子版)が、東京五輪男子サッカーで準々決勝敗退となったU―24韓国代表について「OA枠の選出」と「キム監督の戦力隠し」による“準備不足”が敗因になったと指摘した。

 同メディアによると韓国は本来、オーバーエイジ(OA)枠としてDFキム・ミンジェ(24=北京国安)を招集するはずだったが所属クラブから派遣を拒否され断念。もともと“招集不可”の可能性が高かったにも関わらず最終リスト入りさせたため、代役となったDFパク・ジス(27=金泉尚武)のチーム合流が遅れ、五輪1リーグ初戦のニュージーランド戦で先発起用できず0―1で敗れることになったと説明した。

 さらに本大会前、最終メンバーでの練習期間が約2週間のみだったことも影響したと指摘。12年ロンドン五輪(4週間)や16年リオ五輪(6週間)と比べると明らかに短かったとし、チーム事情に詳しいとある関係者の話として「今回のオリンピックで組織的なサッカーをしている日本でも、6月中旬の時点でオーバーエイジが確定し、最終メンバーで親善試合を行った。一方、韓国のキム監督は最終的なメンバー選考をあまりに悩んだようで、選手も(最終リストから外されるのではないかと)多くのストレスを受けていたようだ」と報じた。

 それに加えキム監督は「戦力露出を最小限に抑える」という理由で国内で行った2度の強化試合でもベストメンバーを起用せず。この「戦力隠し」が裏目に出たため本大会前に万全な準備が出来ず、左利きの3選手(イ・ドンギョン、クォン・チャンフン、イ・ガンイン)を前面に押し出して“秘密兵器”と考えていたセットプレーも、まったく効果を発揮しなかったと指摘。“準備段階”に敗因があったと同メディアは伝えた。

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2021年8月2日のニュース