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【女子サッカー】決勝弾を呼んだ岩渕のPA内でのタメー佐々木則夫の目

[ 2021年7月28日 05:30 ]

東京五輪第5日 女子サッカー1次リーグE組   日本1ー0チリ ( 2021年7月27日    キューアンドエースタジアムみやぎ )

<サッカー女子 チリ・日本>後半、ゴールを決め喜ぶ田中と岩渕(右上)
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 決勝点は岩渕と田中の持ち味が出ていた。杉田のパスを岩渕がペナルティーエリア内で相手を背負いながら受けた。PKのリスクがあるために相手も強いプレッシャーをかけてこないので、巧みにためをつくり、田中にパスを出した。ゴール前の入り方は田中のストライカーの嗅覚、ペナルティーエリア内という状況をうまく生かしたゴールだった。

 日本は勝って準々決勝進出を決めたものの、課題は多い。引いて守備を固めた相手に対して攻撃の工夫がない。もっとペナルティーエリア内に入る回数を増やすことが必要だ。前半、何度もあった決定機に確実に決めないといけない。

 さらにボールを奪われ、奪い返したところからの2次攻撃の意識が低いことも気になった。

 準々決勝の相手はスウェーデン。ここから先は、少ないチャンスをいかに決めるかが重要になる。切り替えていい準備をして臨んでほしい。 (元なでしこジャパン監督)

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2021年7月28日のニュース