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浦和 エントリー手続き不備の6月20日湘南戦は「0―3の負け試合扱い」とけん責処分

[ 2021年7月1日 15:32 ]

 Jリーグは1日、6月20日の浦和―湘南戦(埼スタ)にて浦和が指定公式検査における陰性判定を得ないままGK鈴木彩艶(18)を出場させた件について懲罰を決定。(1)けん責(2)本件試合につき、得点を0―3の負け試合扱いとする(※個人記録は変更なし)ことを発表した。

 懲罰理由としては、出場資格のない選手を公式試合に不正出場させたものであり、JFA懲罰規程に該当する。なお、当該選手はエントリー資格認定委員会への申請を行えば、エントリー資格の認定を受けることが可能であったことがうかがわれるが、同クラブは、当該申請を行っていなかった。

 一方で浦和が自ら今回の事象をJリーグへ報告。また浦和がエントリー資格認定委員会への申請を欠いていたことについて悪意はなく、手続き上のミスであったこと。当該選手はU―24日本代表活動において必要とされる新型コロナウイルス感染症に関する検査義務を全うしていること等から酌量すべき事情があるとしている。

 「出場した選手」である当該選手への処分は行わず、「出場させた者」にあたる浦和に対してけん責処分を科した。
 6月20日の試合は浦和がFWユンカーの2発などで優位に進めるも、2―3で逆転負けを喫していた。クラブ側は再発防止を徹底するとともに今回の処分内容には受け入れがたい部分があるとして、不服申し立ても含めた対応を検討するとしている。

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2021年7月1日のニュース