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鳥栖3連勝呼んだ!仙頭、こぼれ球押し込みプロ5年目でJ1初ゴール「ラッキーだった」

[ 2021年5月2日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ第12節第1日   鳥栖2―0徳島 ( 2021年5月1日    駅スタ )

<鳥栖・徳島>後半30分、ゴールを決める鳥栖・仙頭(左)(撮影・岡田 丈靖)
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 鳥栖が2―0で徳島に勝ち今季2度目の3連勝。早くも昨季の7勝を超えるリーグ戦8勝目となった。後半10分にFW山下敬大(25)のゴールで先制。同30分にMF仙頭啓矢(26)が自身J1初得点で追加点を奪った。

 先制すれば負けない。前節まで先制した7試合で全勝の鳥栖が、この日も快勝で、今季の“先手必勝”を「8」に伸ばし3連勝を飾った。

 7年ぶりに実現した徳島との対戦。互いにボールを保持する攻撃的スタイルがぶつかった。主導権の奪い合いが続く中、均衡を破ったのは山下だった。

 後半10分、樋口からのパスをペナルティーエリア左手前で受けると、右足を振り抜き相手DFに当たりながらもネットに突き刺した。

 チーム得点王の4試合ぶり今季6得点目の豪快な先制点で勢いに乗ると、今度は仙頭がネットを揺らした。同30分、ゴール前でセットプレーからのこぼれ球を押し込んだ。「ラッキーだった。自分のところにこぼれてきたので何とか入れたかった。きれいな形じゃなかったが得点が取れて良かった」。プロ5年目で待望の自身今季初得点は記念すべきJ1初ゴールになった。

 昨年所属した横浜では出場機会を得らなかった。「試合に出られない期間悔しい思いをしたし、出られればやれる自信はあった」。今季鳥栖に加入するとここまでリーグ全試合に出場。研ぎ澄ましてきた能力が開花し、中盤に不可欠な戦力として存在感を発揮している。

 得点を取れば、今季5失点しか許していないリーグ随一の堅守で完封。3位をキープし2位名古屋に暫定で勝ち点3差に迫った。仙頭は「優勝を目指しているし上位3位に入ればACL。クラブとして大きなものが見えてくるので目指していきたい」。一つ上のステージへ、攻守のキーマンが快進撃をけん引する。

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2021年5月2日のニュース