川淵三郎氏「このまますんなりリーグ戦が開催されるとは思えない」　欧州強豪クラブのSL創設に私見

川淵三郎氏
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　Jリーグの初代チェアマンで、日本サッカー協会会長も務めた川淵三郎氏（84＝日本トップリーグ連携機構会長）が20日、自身のツイッターを更新。欧州の強豪12クラブが「スーパーリーグ」（SL）創設で合意したと18日に発表した件について「このまますんなりリーグ戦が開催されるとは思えない」と私見をつづった。

　「欧州強豪クラブだけでリーグ戦を作るという秘密裡の動きが最初に暴露されたのは20年位昔」と書き出した川淵氏は「欧州サッカー連盟を完全に無視して開かれていた会議は世界中の非難を浴びた。以来何度も出ては消えを繰り返していた」とこれまでの経緯を説明。「正にUEFA　FIFAの存亡に関わる大問題。このまますんなりリーグ戦が開催されるとは思えない」と続けた。

　欧州強豪の12クラブは18日に「スーパーリーグ」（SL）創設で合意したと発表。開幕時期は未定だが、国内リーグは脱退せず、欧州チャンピオンズリーグ（CL）に代わる大会として平日に実施を目指すとし、これに国際サッカー連盟（FIFA）と欧州サッカー連盟（UEFA）が全面的に反対する声明を発表した。FIFAは今年1月にSLに参加したクラブや選手を公式大会から締め出す方針を示しており、対立が続けば世界のスターがW杯から姿を消す可能性が出てきている。