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王者・川崎F5発!敵地で浦和圧倒!三笘温存も山根アシストで小林口火ゴール

[ 2021年3月22日 05:30 ]

明治安田生命J1第6節第2日   川崎F5―0浦和 ( 2021年3月21日    埼玉 )

<浦和・川崎F>前半、先制ゴールを決める川崎F・小林(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J1は各地で8試合が行われ、連覇を狙う川崎Fは敵地で浦和に5―0で快勝した。前半42分に日本代表に初選出されたDF山根視来(27)が先制点をアシストすれば、2―0の後半6分には本職のMFでU―24日本代表に招集されたDF旗手怜央(23)が今季2点目。同じくU―24日本代表MF三笘薫(23)を休養目的で先発から外した試合で、両サイドバックがハード日程をものともしない活躍を見せ、22日からスタートする両代表合宿へ弾みをつけた。 

 やはり王者は強かった。序盤こそ苦戦したが、前半42分にFW小林のヘディングで均衡を破ると、後半4~8分には立て続けに3得点。終わってみれば今季2度目の5発快勝となった。17日の神戸戦では後半アディショナルタイムに被弾しドロー。開幕からの連勝が5でストップしただけに、鬼木監督は「そういう後の試合で、一丸となって良い結果を残してくれた。選手の成長を感じた」と喜んだ。

 浦和戦は2月26日の横浜との開幕戦から1カ月弱で7戦目。そんなハード日程をものともせず、チームの原動力となったのが代表組の両サイドバックだ。右の山根はフィールドプレーヤーではチームただ一人全7試合にフル出場。この日も先制点を右足クロスでお膳立てし、早くも4アシスト目。31試合6アシストの昨季を大幅に上回るハイペースだ。昨年から続ける全体練習後のクロス特訓。努力が実を結び、ついには目標のA代表にまで上り詰めた。

 左の旗手も負けていない。登里の負傷離脱により、今季は本職でないサイドバック起用。それでも抜群の多様性を発揮し、後半44分に交代した神戸戦を除く6試合でフル出場だ。この日は後半6分に右足でゴールも奪い「このチーム(川崎F)でやってきたことを表現していくだけ」と、22日から始まるU―24日本代表合宿にも弾みをつけた。

 浦和戦は疲労が考慮され川崎Fが誇る三笘、家長の両翼はともにベンチスタート。それでも代表に招集された“伏兵”の活躍もあり、5発大勝でその底力をまざまざと見せつけた。

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