×

浦和 柏木陽介のJ3岐阜移籍を正式発表「人として成長し、また埼スタでプレーできるよう努力します」

[ 2021年3月12日 18:09 ]

浦和・MF柏木陽介
Photo By スポニチ

 浦和は12日、元日本代表MF柏木陽介(33)がJ3岐阜に完全移籍すると正式発表した。柏木は新型コロナ禍で厳戒態勢の沖縄キャンプ中にクラブが禁止していた外食に出かけるなど複数回の規律違反があり、先月16日には他クラブに移籍することで合意。個人でトレーニングを続けながら、移籍先を模索していた。

 浦和では10年からプレー。16年からは背番号10を背負い、17年には10年ぶりのACL制覇に貢献、大会MVPにも輝いた。「浦和の太陽」と呼ばれ、18~19年は主将も務めるなどクラブに貢献したが、不本意な形での「退団」となった。岐阜は昨季J3で6位、今季から安間貴義監督を招へいし、J2復帰を目指している。

 クラブを通じて「改めまして、浦和レッズに関わる全てのみなさまに、ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。昨年も自覚を欠いた行動を起こしたにも関わらず、今回新監督と一緒にチーム一丸となって開幕を迎えなければならない大事な時期にチームの和を乱す行為を行ったことを深く反省しています。本当に申し訳ありませんでした。このたび、FC岐阜に完全移籍することになりました。浦和レッズで11年間プレーさせていただきました。 僕にとって浦和レッズというチームは特別です。正直、このような形でチームを離れるとは思っていなかったので自分が招いたことですが、とても悲しいですし、何より申し訳ない気持ちでいっぱいです。浦和レッズの一員としてACLなどタイトルを獲得できたことはもちろん、2011年に残留争いをしているときに苦しくて大変だったチームを優勝争いに近い熱量でみなさんに応援してもらったことが強く印象として残っています。良いときも悪いときも変わらぬ声援をいただいたこと、それと同時に大きなプレッシャーや責任感を感じてプレーできたことは自分にとっての財産です。ただ、その声援を背負い、最高のサポートをしていただいたにも関わらず、Jリーグのタイトルを獲得できなかったことがとても心残りです。今日で浦和レッズを離れますが、FC岐阜でサッカー選手として、人として成長し、これまでの弱い部分を克服して、また埼玉スタジアムでプレーできるように努力します。最後になりますが、ファン・サポーターのみなさま、パートナー企業のみなさま、そして自分を支えてくれた浦和レッズに関わる全ての方に感謝しています。本当にありがとうございました」とコメントした。

続きを表示

2021年3月12日のニュース