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鹿島の19歳荒木が2得点でリーグ戦初白星呼ぶ 出場2戦連発でブレークの予感

[ 2021年3月10日 21:37 ]

明治安田生命J1リーグ第3節   鹿島3―1湘南 ( 2021年3月10日    カシマスタジアム )

<鹿島・湘南> 後半、この日2点目を決める荒木(撮影・光山 貴大)
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 高卒2年目の19歳が、鹿島に今季リーグ戦初白星をもたらした。0―0の前半3分、左クロスのこぼれ球をMF荒木が右足で突き刺して先制。さらに後半15分にはDF広瀬のスルーパスに抜け出し、右足で相手GKの股を抜いた。先月27日のリーグ開幕・清水戦に続く2戦連発。「(1点目は)相手のクリアが自分のところに転がってきたので振り抜いた。(2点目は)流すだけでした」と、冷静に振り返った。

 昨季は内田篤人氏以来となる高卒1年目での開幕戦デビューを果たすなど、26試合に出場して2得点と上々の結果を残した。それでも、荒木は「ミスをしても、チャレンジし続けて自分の持ち味を出していくこと。昨シーズン終盤はそこができていなかった」。高い目標があるからこそ、決して満足はない。

 今季は大きな期待と重圧も背負う。今オフに背番号を26から13へと変更。クラブから番号を提示された際、荒木は「びっくりした」と振り返る。かつて柳沢敦氏、FW興梠慎三(現浦和)ら「ストライカー」が背負った伝統の番号。同時にクラブの期待の表れでもあり「番号に恥じないプレーをしたい」と意気込んでいた男が、今季ブレークの予感を漂わせた。

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2021年3月10日のニュース