×

福岡・長谷部監督 3戦連続複数失点も前向き「消極的ではなくて積極的。成長すると思う」

[ 2021年3月7日 19:08 ]

福岡・長谷部監督(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 サッカーJ1福岡が7日、練習後にオンライン会見を行った。

 5年ぶりにJ1の舞台で戦っている福岡。前日の敵地・清水戦は1点を追う後半アディショナルタイムに、DFサロモンソン(31)が直接フリーキックを決める劇的同点弾で2―2の引き分けに持ち込んだ。2度リードされても追いつく粘り強さをみせ、5年ぶりの勝ち点を獲得した。

 ここまで名古屋、清水とのリーグ戦2戦、札幌とのルヴァン杯1戦の公式戦3試合を消化。直近2試合の札幌戦、清水戦ではいずれも2得点をあげ課題だった攻撃面の改善がみえている。一方で、3試合すべて先制点を奪われ相手に主導権を握られることで複数失点を喫している守備面の修正は急務になっている。
 
 長谷部茂利監督(49)は攻撃面について「自分たちが昨年よりも成長している兆しがでてきている」と進化を評価。守備については「相手に簡単にシュートを打たれてしまっている、ボールを運ばれてしまっているところは自分たちがもう少し効果的なプレーをしていかないといけない」と物足りなさを口にした。

 ただ、失点の多くは自分たちのミスが起因になっている。「チャレンジをしている中でのミスが目立っているので、消極的ではなくて積極的。評価はしています。成長すると思います」。長いシーズンを見据え失点も前向きに捉えていた。

 次戦は10日、リーグ戦第3節でホームに横浜を迎える。

 指揮官は「とにかく攻撃的で質とスピードを持っている。全員どこからでも点が取れますし上手で速い」と警戒。「失点につながる部分は一瞬。相手の攻撃を抑えるというところでは一瞬の隙も与えないということが特に大事」と力を込めた。

 勝てば2016年9月17日湘南戦以来となるJ1白星。ホームの観客の前で今季初勝利を飾ることができるのか、熱戦の行方に注目が集まる。

続きを表示

2021年3月7日のニュース