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J2北九州にけん責&罰金200万円 9年に渡ってホームゲームで過大な入場者数記載

[ 2021年2月12日 15:58 ]

 Jリーグは12日、J2北九州が過去9年間のホームゲームで過大な入場者数を記載したとして、裁定委員会に諮問し、けん責と罰金200万円の懲罰を決定したことを発表した。

 北九州は10年にJリーグ入会後、15年及び16年の2シーズンを除く20年第19節までのホームゲーム全159試合において、Jリーグ規約及びリーグ戦試合実施要項が規定する入場者数の算定方法を用いておらず、入場者に算入できない運営ボランティア、運営スタッフ、出店者、メディア関係者を入場者に算入。結果的にJリーグに提出する公式記録に少なくとも1試合50~130人程度過大な、誤った入場者数を記載した。

 懲罰量定の参考とした事項については以下の3点を挙げた。

 (1)入場者数は、スポンサーやファン・サポーター等にとって極めて重要な指標であり、Jリーグ開幕当初から厳格な方法により算定した実数を発表しているが、Jリーグ入会当初から途中2年間を除いて約9年間もの長期にわたり、上記のとおり算入できない関係者を入場者数に含めて報告してきた本件行為は、Jリーグへの信頼を大きく失墜させるものである。

 (2)ギラヴァンツ北九州は、入場者数の水増しを図ろうとした意図は認められないが、上記の間、他クラブによる同種事案に対して懲罰が科された際や、入場ゲートにおける入場者のカウントについて外部から指摘を受け検証して問題ないことが判明した際に、関係者受付まで範囲を広げて点検して是正する機会が何度もあったのにこれを怠り、担当社員に正しい算定方法を周知しないまま放置してきたものであり、その管理監督責任は大きい。

 (3)ギラヴァンツ北九州は、本件行為を確認した後も、Jリーグ規約第139条に反して、直ちにJリーグへ報告しなかった。


 この問題は昨年9月、外部からJリーグへの匿名の通報で発覚した。

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2021年2月12日のニュース