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札幌DF岡村大八 屈強ボディーで憧れ大前ばり活躍見せる

[ 2021年2月12日 05:30 ]

26日開幕 J1注目の新戦力(8)

札幌・DF岡村大八
Photo By スポニチ

 札幌DF岡村大八(23)が初のJ1で存在を知らしめる。昨季はJ2群馬で42試合フル出場とブレーク。沖縄キャンプで実力の片りんを見せ、練習試合では主力組で3バックの右を任されている。

 最大の武器は1メートル83、82キロの屈強な体を生かした対人の強さだ。日本人離れしたその肉体は脅威で、札幌の「マンツーマン・ディフェンス」に最も必要な要素。スピードや高さも兼ね備え、ミシャ流のビルドアップにも適応を見せており、ここまではアピールに成功している。

 背番号は50。昨季は群馬でともに戦い「大きな存在」と尊敬する元日本代表の群馬FW大前元紀と同じだ。「元紀くんに激励されたときに50番つけていいですか?と聞いたら、つけろと言ってくれて」。わずか1年間ではあったが「サッカー選手の立ち居振る舞いだったり、教わる部分は多かった」という先輩と同じ背番号を自ら選んだ。ポジションは違えど、J通算105得点を挙げ昨季も8得点と結果を残し続ける大前ばりの活躍を札幌で見せるつもりだ。

 前橋育英高時代は3年間で出場はプリンスリーグの2試合のみだった。立正大でも試合に出場し始めたのは3年からという苦労人。19年にJ3群馬に入団したが、すぐに出場機会を求めJFL宮崎に期限付き移籍している。「小さい頃から凄いと言われた選手じゃない。そうじゃなくてもJ1でやれるというのを見せたい」。雑草魂で挑むJ1で輝きを放つ。

 ◆岡村 大八(おかむら・だいはち)1997年(平9)2月15日生まれ、東京都出身の23歳。前橋育英高から立正大へ進み19年にJ3群馬へ入団。同年8月にJFL宮崎に期限付き移籍し、20年にJ2に昇格した群馬へ復帰。全42試合にフル出場し2得点を挙げた。今季札幌へ完全移籍で加入。1メートル83、82キロ。利き足は右。

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