福岡、宮崎キャンプ始動　長谷部監督「助け合って勝つこと目指す」

宮崎キャンプ初日を迎え、選手に話をする福岡の長谷部監督
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　今季5年ぶりJ1の福岡が30日、宮崎市でのキャンプをスタートさせた。この日、福岡からバスで4時間以上をかけて移動。疲れを考慮し約90分間の軽めのメニューに取り組んだ。長谷部茂利監督（49）は「体をほぐし、明日からの練習に備えるメニュー」と説明。昇格チームながら、リーグ戦で10位以上、カップ戦で4強以上の高い目標を掲げる指揮官は「戦術含めメンタル的にも一つになること。助け合って試合で勝つことを目指したい」とキャンプの狙いを語った。

　選手では福岡一筋17年目のFW城後寿（34）が元気な姿を見せた。「コロナで大変な時期に素晴らしい環境を準備していただいた」と宮崎県や宮崎市に感謝し、「今日は体を動かす程度だったが、みんないい顔をしていいトレーニングができた」と話した。
　城後にとってもJ1での戦いは5年ぶりとなる。「個人的には久々のJ1でどれだけ通用するか皆さんに見てほしい」とし、「この年齢でもまだできるということを見せられれば。笑顔になってもらえるようなプレーをできるように、日々の練習から意識してやっていく」と決意表明。昨季は1得点に終わったが、久々のJ1で“キング”の存在価値を証明すると誓った。