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東福岡 PK戦3人連続失敗で涙、上田主将「メンタル的な部分足りない」

[ 2021年1月4日 05:30 ]

第99回全国高校サッカー選手権第3日 3回戦   東福岡0―0(PK1―3)矢板中央 ( 2021年1月3日    等々力 )

PK戦で東福岡の2人目・上田(左)は矢板中央GK藤井にキックを止められガックリ(撮影・西海健太郎)
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 東福岡は矢板中央(栃木)を終始攻めながらスコアレスとなりPK戦の末に涙をのみ、4大会ぶりの8強を逃した。2人目から3人連続で失敗。3回戦での敗退に、主将の上田瑞季(3年)は「自分たちが外す人数が多すぎて…。メンタル的な部分がまだまだ足りなかったと思う」と声を絞りだした。「勝てるところをこぼし、悔いが残るゲームになった」と嗚咽(おえつ)が止まらなかった。

 前日(2日)の2回戦は試合終了直前の決勝弾で劇的勝利。その勢いのまま、この日も最初から攻めまくった。チームの代名詞、サイド攻撃を軸に個人技が光るパスワークで多くのチャンスをつくった。放ったシュートは相手の4本に対し17本。80分間、試合を完全に支配した。ただ、後半32分に訪れたゴール前の決定的チャンスを決めきれないなど、人数をかけて体を張る相手守備の執念を最後まで崩せなかった。

 コロナ禍で活動が制限される中、2大会ぶりに全国切符を勝ち取った。個性が強く、個々の方向性も違いがちなチームを、上田は主将として必死にまとめてきた。エース・長野を欠きながらも強豪校を倒し「ヒガシ」らしい攻撃サッカーは誇示した。名門の伝統を守った主将は大学でプレーを続ける。果たせなかった5大会ぶりの日本一。「シュート1本にこだわって1本の決定機を決める力を持ってほしい。リベンジして日本一を取ってほしいなと思います」と後輩に託した。

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2021年1月4日のニュース