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ルヴァン杯優勝のFC東京 首都のクラブゆえのコロナ感染防止への意識

[ 2021年1月4日 22:03 ]

<ルヴァン杯決勝 FC東京・柏>優勝し喜ぶFC東京イレブン(撮影・西海健太郎)
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 FC東京には東京都のクラブゆえの苦悩があった。今季はコロナ禍で公式戦が中断。20年11月に実施予定のルヴァン杯決勝は年明けに延期された。そんな中、全員が「首都クラブだからこそ、感染者を出してはいけない」という思いで感染防止対策に臨んだ。

 春先は不要不急の外出を禁止し、クラブの活動再開後は試合同様にボトルなどのアイテムを完全に個人専用化。選手の導線は一方通行となり、新たに設置された箇所で衣類を脱ぎ、シャワーを浴びなければ練習後にクラブハウス内の立ち入りをさせない。遠征時には一般の方との接触をできるだけ避けるための方策も採られた。

 「東京都のクラブとして、どのような行動を心掛けるべきかを常に共有し、情報提供と声かけで徹底的にチーム内に浸透させた」

 チーフマネジャーの伴和暁(33)からチラリとのぞく「PRIDE OF TOKYO」。“神は細部に宿る”をクラブ一丸となって実践し続けた先のタイトル獲得だった。

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2021年1月4日のニュース