×

徳島、7年ぶりJ1昇格!大宮に快勝で“3度目の正直” R・ロドリゲス体制4年目の悲願成就

[ 2020年12月16日 20:55 ]

明治安田生命J2第41節   徳島1―0大宮 ( 2020年12月16日    鳴門大塚 )

<徳島・大宮>J1昇格を決め、ボード前で記念写真に収まる徳島イレブン(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 明治安田生命J2第41節が16日、各地で行われ、勝ち点81で首位の徳島がホームで大宮を1―0で下し、自動昇格圏の2位以内が確定。7年ぶりのJ1昇格を決めた。リカルド・ロドリゲス監督(46)は就任4年目での悲願成就。J1参入プレーオフ決勝に進出しながらも昇格を逃した昨季の悔しさを晴らした。

 徳島は前半21分、右クロスにゴール前で反応したFW垣田が頭で決めて先制し、そのリードを守り切った。

 2017年のロドリゲス監督就任以降、攻撃的なポゼッションサッカーが浸透。就任1年目からプレーオフ争いに絡んだ。しかし、最終節で敗れてプレーオフ圏外の7位に転落すると、昇格候補に挙げられた翌18年はシーズン途中に主力4人がJ1クラブに移籍する異例の事態に見舞われ、最終順位は11位と低迷。19年はクラブ最高タイのリーグ4位で参入プレーオフ進出を決めたが、決勝で湘南と1―1のドローに終わり、あと一歩のところで涙をのんだ。

 昨オフにも守護神のGK梶川、攻撃陣の中心的存在だったMF野村ら主力が流出したが、17年から4季連続で主将を務めるMF岩尾を中心にチームは結束。GK上福元、MF西谷、FW垣田ら新戦力がうまく融合し、8月の7試合を5勝2分けで乗り切るなど、過密日程の中で順調に勝ち点を積み上げた。

 昇格争いが佳境を迎えた11月に入り、今季最多の5連勝を飾る勝負強さも発揮。コロナ禍による異例のシーズンの中、一度も連敗を喫しない安定した戦いぶりを披露した。

 昇格に王手が懸かった6日の水戸戦(Ksスタ)で黒星、13日の千葉戦(鳴門大塚)でスコアレスドローと足踏みが続いたが、“3度目の正直”で昇格一番乗り。手が届きそうで届かなかったJ1への切符をついに手にした。

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月16日のニュース