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J2福岡 “運命の3連戦”初戦に勝利、5年ぶりJ1昇格へついに王手

[ 2020年12月14日 05:30 ]

明治安田生命J2第40節   福岡2―0京都 ( 2020年12月13日    ベススタ )

後半18分、ゴールを決めた福岡・サロモンソン(右から2人目)は仲間から祝福される(撮影・岡田 丈靖)
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 福岡が“運命の3連戦”の初戦を完勝で飾り、ついに昇格へ王手をかけた。

 硬さが目立った前節とは一転、スタートから気合がみなぎる完璧な試合運びだった。ただ、前半は主導権を握りながらも得点がなかなか奪えなかった。

 もどかしい展開を打開したのはサロモンソンの強烈なシュートだ。後半18分、相手DFがクリアしたこぼれ球に、右足を振り抜いて貴重な先制ゴールを決めた。

 「前半からいいサッカーができていて、ゴールが必要な中、ボールがこぼれてきた。GKが空いたコーナーへ決められて良かった」

 元スウェーデン代表は、その正確なキックで出場試合のほとんどの場面でCK、FKを担当。チームの得点に大きく貢献してきたJ2のアシスト王は自身今季2点目に「皆さんのためにゴールを決められて、チームに貢献できてうれしい」と声を弾ませた。「素晴らしい街、サポーター。J1にいるべきチームなので一緒に頑張っていきたい」と誓った。

 同20分には遠野に2戦連発、今季10点目となるスーパーゴールが飛び出した。2分間で2発の固め打ちに、7182人のスタジアムは歓喜に沸いた。守っても3試合ぶりの完封で締め、リーグ最少失点を誇る“堅守”の矜持(きょうじ)を証明した。

 長谷部茂利監督(49)は「今日みたいなゲームをしたくて、これまでやってきた。選手たちも自信を持って次の試合に挑める」と大きな手応えを口にした。

 次戦は16日、敵地の愛媛戦。福岡が勝って長崎が引き分け以下ならば、福岡の5年ぶりのJ1昇格が決まる。今季も残すは2試合。早く決めたい。

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2020年12月14日のニュース