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カズ マラドーナ氏を追悼「Gracias Descanse」 日本のレジェンドにとっても特別な存在

[ 2020年11月27日 05:30 ]

カズがマラドーナさん(右)へ送った自身のサイン入りユニホーム
Photo By スポニチ

 横浜FCのFW三浦知良(53)がマラドーナ氏を追悼した。ポルトガル語で「Obrigado por todo que voce fez pelo futebol(あなたがフットボールのためにしてくれたこと全てにありがとう)」、スペイン語でも「Gracias Descanse(ありがとう 安らかに)」とクラブを通じてメッセージを寄せた。

 カズにとっても特別なアイドルの一人だ。17年12月、W杯ロシア大会の組み合わせ抽選会にFIFAレジェンドとして招待された。世界中のレジェンドがそろう中、真っ先に口にしたのは「マラドーナと会うのが楽しみだね」。18年2月26日、51歳の誕生日での抱負は「5人抜きしてマラドーナ、メッシを驚かせたい」。視線の先には常にマラドーナ氏がいた。

 7~8年前、カズは関係者を通じてサイン入りユニホームをマラドーナ氏に送ったことがある。当時のカズは45、46歳。マラドーナ氏からは「まだカズはやっているのか?」との伝言を受けた。不屈の魂が揺さぶられる思いだった。

 圧倒的な技術に、遊び心を持ったプレーは見る者全てを引きつけた。カズもまたマラドーナ氏の世界に魅了された一人だからこそ「全てにありがとう――」。感謝の一文を添え、天国に旅立つ偉大なる先人を見送った。

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2020年11月27日のニュース