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ワンタッチパス成功率急落 前半73%から後半59% シュートはFK1本のみ

[ 2020年11月19日 05:30 ]

男子サッカー国際親善試合   日本0―2メキシコ ( 2020年11月17日    オーストリア・グラーツ )

日本代表のエリア別ワンタッチパス
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 格上のメキシコ相手に、日本は前半、効果的なワンタッチパスで守備を崩し、決定機をつくった。象徴的な場面が前半28分。遠藤の縦パスから鈴木→鎌田とワンタッチでつなぎ、右のスペースに走り込んだ伊東がグラウンダーでマイナスの高速クロス。受け手には合わなかったが、相手を慌てさせるには十分だった。ワンタッチパスの総本数は、森保ジャパン32試合で4番目となる209本を数えた。

 前半はワンタッチパスを112本試みて82本成功し、成功率は73%。しかし後半、メキシコが中盤の底を2枚に増やすと状況は一変する。97本中成功は57本にとどまり、成功率は59%に下がった。特にハーフウエーラインからペナルティーエリアの中央ゾーンでは、成功率が69%(成功18、失敗8)から40%(成功8、失敗12)に大幅ダウン。後半日本が放ったシュートは、久保のFKに合わせた酒井のヘディング1本どまり。深い霧とともに、日本の流れるようなパスワークも姿を消した。 

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2020年11月19日のニュース