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中田浩二氏 リズムが悪くなったら選手同士が話し合うべき

[ 2020年11月19日 05:30 ]

男子サッカー国際親善試合   日本0―2メキシコ ( 2020年11月17日    オーストリア・グラーツ )

〈日本・メキシコ〉前半、攻め込む鎌田(共同)
Photo By 共同

 【中田浩二 視点】前半はトップ下に入った鎌田がうまくボールを引き出し、いい攻撃を見せていた。相手が1ボランチで、その両脇にあるスペースをうまく使い、パスを受けて前線と絡んだ。鎌田は伊東や冨安、吉田、遠藤と同様、自チームで試合に出ていることが大きい。競争に勝ってピッチに立つことでパフォーマンスが上がり、経験が付いてくるからだ。

 ただ、相手が後半から選手を代えてシステムもダブルボランチにしたため、鎌田が使っていたスペースがなくなり、リズムが悪くなった。こういうときは選手同士がピッチ内でどうするか話し合って対応するべき。かみ合わないうちに失点したが、試合中の相手の変化への対応力は相変わらず課題だろう。

 決定力不足も解消されていない。鈴木はいい形もつくったし、ポストプレーもできていて大迫とは違う良さを出していた。だが、求められているのは得点。決め切ってほしかった。 (元日本代表DF)

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2020年11月19日のニュース