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J2新潟・寺川新強化部長、アルベルト監督に続投要請「いい印象 お互いの思いは一緒」

[ 2020年11月19日 13:24 ]

寺川強化部長(左)と本間強化部スカウト担当(右)は中野社長(中央)とともに力を合わせてチームを強化していく(撮影・渡辺 直美)
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 J2アルビレックス新潟は18日、玉乃淳GM兼強化部長(36)が強化部長を退任し、強化部スカウト担当の寺川能人氏(46)が強化部長に、スクールコーチ兼アカデミー部門スカウトの本間勲氏(39)が強化部スカウト担当に就任すると発表した。玉乃氏は12月31日でGMも退任する。聖籠町のクラブハウスで会見した寺川強化部長はアルベルト監督(53)に続投を要請し、好感触を得ていることを明かした。

 寺川強化部長は「まさか自分がやるとは想像していなかった。重要なポストだし、新潟が置かれている立場、周りから思われていることを感じながらやっていきたい」と元選手の飲酒運転問題で揺れたチームの再建に力を注ぐ意向を表明した。

 去就が注目されるアルベルト監督については「お互い来季に向けての話は進めている」と来季の続投を要請し交渉していることを示唆。「いい印象を持っている。お互いの思いは一緒なので大丈夫かと思う」と好感触を得ていることも明かした。

 「走って、汗かいて、外国人に(頼る)という流れだけでは上に行けない。自分たちで主導権を持って90分間試合を進められるようにプラスアルファしないと、J1に上がった時に苦しくなる」と、アルベルト監督が推し進めるボールを保持する攻撃的サッカーを発展させていく方針も示した。

 練習前、選手たちに就任を報告し「力を貸してほしい」と呼びかけたという寺川強化部長は「選手がいないと(チームは)成り立たないので。自分が緊張していたので、選手の表情は分からなかった」と話したが、選手たちは熱い思いに共感していたようだ。

 会見に同席した中野幸夫社長(65)は「寺川強化部長のサポート役としてアドバイザーをお願いした」と元強化部長の神田勝夫氏(54)をアドバイザーに起用することも発表した。玉乃氏は12月31日の契約満了をもってGMも退任するが、後任のGMは置かない。いずれも新潟でプレー経験のある寺川氏、本間氏、神田氏の3人を中心にチーム強化に取り組むことになる。(渡辺 直美)

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