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森保Jのパナマ戦分析 前方へのパスで攻撃活性化

[ 2020年11月15日 05:30 ]

男子サッカー国際親善試合   日本1―0パナマ ( 2020年11月13日    オーストリア・グラーツ )

ボランチ3人の比較
Photo By スポニチ

 日本が前半に放ったシュートは2分の橋本、7分の南野の2本のみ。流れを変えたのは後半開始からボランチとして出場したMF遠藤だ。起点となり、試合を操った。シュート数も15本と倍増。攻撃を活性化させた。

 先発ボランチの柴崎、橋本と数字で比較した。パス本数は変わらないが、大きく差が出たのは前方へのパス。今年初出場で左右のパスが多かった橋本が2本だったのに対し、遠藤は13本と6倍以上に上った。82分間出場した柴崎の12本とほぼ同数の11本を味方につなぎ、成功率も85%と高かった。南野のPK獲得シーンも遠藤の縦パスから久保→南野とつないだもの。攻守の切り替えの起点を意味するボールゲインが3、ボールロストが2で“貯金”をつくっている。

 平均プレー位置を見ると、橋本よりも4メートル以上前進している。遠藤がプレーした後半は3バックの位置も5メートル以上前進しており、前線とのスペースがコンパクトになっていた。

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2020年11月15日のニュース