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久保、節目の代表10戦目「しっかり爪痕を残す」 13日パナマ戦、史上2番目の年少ゴール狙う

[ 2020年11月13日 05:30 ]

日本代表の練習で汗を流す久保(中央)ら(C)JFA
Photo By 提供写真

 日本代表は13日(日本時間同日午後11時15分開始)、オーストリアのグラーツで行われる親善試合でパナマと対戦する。12日は試合会場で最終調整を行った。出場すれば最年少で国際Aマッチ10試合出場となるMF久保建英(19=ビリャレアル)がオンラインで取材に応じ、結果を出すことへの強いこだわりを口にした。得点を奪えば日本代表史上2番目の年少ゴール記録。歴史を塗り替える節目の試合で強烈な一発をお見舞いし、世界の度肝を抜く。

 “日本の至宝”が節目の試合で記録にも記憶にも残る一発を決める。久保はパナマ戦に出場すれば代表通算10試合目の出場。19歳162日での10試合到達は、風間八宏(19歳327日)を抜いて史上最年少となる。「しっかり爪痕を残すのが必要。何試合目とかは関係なく、チームに貢献するのが大事。そのための手段として結果を狙っていければ」。ゴールを奪えば金田喜稔(19歳119日)に次ぐ歴代2位。虎視眈々(たんたん)とその瞬間を狙っている。

 スペイン1部マジョルカから同ビリャレアルへと同国内でステップアップした今季。よりゴールへのこだわりを持つようになった。細かなタッチのドリブルで相手を揺さぶるアタッカーは「ラストパス、シュート、プレーの終わりをめちゃくちゃ意識している」という。

 10月のオランダ遠征と違い、今遠征にはクラブで目に見える結果を残して意気揚々と乗り込んできた。10月22日の欧州リーグ開幕節のシワススポル戦で先制点となる今季初ゴールを挙げ、さらに2アシストをマーク。5日のマカビ・テルアビブ戦ではフル出場し、チームをグループ首位浮上に導く芸術的なアシストで絶好調ぶりをアピールした。

 「代表はクラブでの毎日の積み重ねを出す場所だと思っている。クラブでの調子や、いろんなものを持ち込んで一発勝負で出すのが代表。当然、チャンスも少ない」

 その少ないチャンスをものにできるか。自身のメモリアルマッチで、世界の度肝を抜いてみせる。 

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2020年11月13日のニュース