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オシム氏、憲剛へねぎらいの言葉「若者たちのためにも監督としてサッカーに関わり続けてほしい」

[ 2020年11月13日 05:30 ]

オシム氏と中村憲剛
Photo By スポニチ

 元日本代表監督のイビチャ・オシム氏(79)が、オシムジャパンの一員で、今季限りで引退を発表した中村憲剛(40)にねぎらいの言葉を贈った。「ピッチの上で常に的確にプレーし、オーラを発揮し続けた。理解力も高かったから、彼と一緒にやるのは難しくなかった。パスやシュートでサプライズを与えてくれた。彼のシュートに私は何度驚かされたことか。どんなプレーも簡単にやり、サッカーはとても簡単だという気にさせられる。そんな選手は多くない」と振り返る。

 「厳しいことも言ったが、彼のような選手がチームにいると、相手に脅威となるばかりかサッカーを豊かにする。プレーが正確でテクニックが素晴らしい本物のスターだ」と、褒め称えた。そして「サッカーを愛し、本当に優れた選手はサッカーから離れるべきではない。若者たちのためにも監督としてサッカーに関わり続けてほしい。選手時代の経験を生かして、選手たちを成長させることができる」と監督を目指すべきと強調した。

 自宅のあるオーストリア・グラーツで試合を行う日本代表にもエールを送る。「日本がどれぐらい進歩したかを見ることができる。メキシコは優れたチームで、日本の実力を測るには最適」と試合を楽しみにしていた。

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2020年11月13日のニュース