浦和レッズレディース6年ぶり優勝へ、8日に愛媛と大一番　DF南萌華「チーム全員で楽しむ！」

オンライン取材に応じた浦和レッズレディースのDF南萌華
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　6年ぶりのなでしこリーグ制覇に王手を懸けている浦和レッズレディースの日本代表DF南萌華（21）が4日、オンライン取材に応じた。8日の愛媛FCレディース戦（駒場）に勝利すれば4度目の優勝が決まる。「目の前に優勝が転がっている。ただ去年も自力で優勝がつかめる状況で逃している。つかみとらないと気が抜けないと言うか、気が緩まない。早く優勝して緊張から解放されたいというのが正直なところ」と実感を込めた。

　もちろん、昨季からの成長には自信を持っている。優勝請負人でもある森栄次監督（61）も就任2年目。南はピッチ外の指揮官の印象について「一言で言うと、その辺にいるおじいちゃん。話しやすく穏やかでリラックスしてプレーできる」と笑ったが、戦術の浸透度は明らかに増しているという。

　「森さんのサッカーを落とし込めているし、ポジションごとの役割がハッキリして皆が迷いなくプレーできている。守備としてはリスクのあるサッカーですけど、今までにないようなサッカーですし、CBの2人はリスクを楽しみながらやりがいを持ってプレー出来てる。去年と違うのは勝負強さ。昨季は負けていた試合を引き分けに、引き分けていた試合を勝つ事ことができている」と話した。

　決戦当日は今季初めてバックスタンドも開放され、最大で5000人弱の収容が可能となる見込み。「いつも通りのサッカーをすることで勝利に近づくと思う。チーム全員で楽しむことを忘れず、戦っていきたい」。歓喜の瞬間は、もう目前に迫っている。