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柏・ネルシーニョ監督、コロナ陽性判定 7日決勝ルヴァン杯ピンチ

[ 2020年11月4日 05:30 ]

新型コロナウィルス感染が発表された柏・ネルシーニョ監督
Photo By スポニチ

 J1柏は3日、ネルシーニョ監督(70)を含むスタッフ2人が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受けたと発表した。2日に選手1人の陽性判定を受け、この日予定されていた仙台戦は中止。2日の時点で発熱が確認されていたスタッフ2人も陽性判定となり、そのうちの1人が指揮官だったことを明かした。

 会見に出席した滝川龍一郎代表取締役社長(56)の説明によると、ネルシーニョ監督は1日のチーム活動後、午後に37・5度と発熱し、PCR検査を実施。翌2日には38・4度まで体温が上がった。3日はチーム活動を欠席し、体温は平熱に下がったが、PCR検査の結果陽性が確認された。

 大一番で指揮官不在となる。7日にFC東京とのルヴァン杯決勝(国立競技場)を控えていたが、指揮を執ることはできない。滝川社長は「一般のルールとして隔離で療養に努めていただくことを前提に考えている」と説明し、今後は代行監督を検討する。

 仙台入りしていたチームはこの日、専用バスで柏へ戻ってPCR検査を実施。4日の検査結果を受けて今後の対応を決める。しかし、すでに当該選手の濃厚接触者として保健所から選手1人、スタッフ3人が判定。ネルシーニョ監督の濃厚接触者は保健所の判断を待っているが、スタッフ2人を自主隔離している。今後、感染者が増えればルヴァン杯決勝の開催も危ぶまれる。滝川社長は「非常に厳しい状況。最善を尽くして決勝に臨めるように準備を進めたい」と話した。

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2020年11月4日のニュース