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憲剛 16年連続得点ゲッツ!301日ぶり復帰戦、39歳健在ループ弾で圧勝飾る「等々力には神様がいた」

[ 2020年8月30日 05:30 ]

明治安田生命J1第13節   川崎F5―0清水 ( 2020年8月29日    等々力 )

<川崎F・清水>復帰戦でゴールを決めた中村憲は「ゲッツ」(撮影・篠原岳夫)
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 明治安田生命J1第13節は30日、各地で7試合が行われ、川崎Fはホームで清水と対戦。元日本代表MF中村憲剛(39)が左膝前十字じん帯損傷から10カ月ぶりに復帰し、後半40分に芸術的な左足ループで復活弾を決めるなど5―0で大勝した。

 待ちに待った瞬間は後半32分だ。背番号14が301日ぶりに等々力のピッチに帰ってきた。しかもJ116年連続得点となる祝砲まで決めた。40分、相手GKの頭を越える芸術的な左足ループ。「等々力には神様がいたな。等々力じゃなかったらこうはなっていなかった」。39歳のベテランは周囲への感謝も口にしつつ、この上ない復帰戦をしみじみと振り返った。

 昨年11月2日の広島戦で左膝前十字じん帯を損傷。キャリア初の大ケガだった。リハビリ中だった3月には痛みが再発。コロナ禍による自粛生活も重なり、精神的にもつらい時期を過ごしたが、家族の支えもあり乗り越え「この日のために全てをささげてやってきた」と見事な復活を遂げた。

 試合後、兄のように慕われ先日現役を引退した内田篤人さんへの思いも語った。チームは10連勝後2戦勝ちがなかったが、ミスターフロンターレの復帰戦を見事な圧勝で飾り、中村も「ここからスタート」とうなずいた。

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